このお医者さんで良かった

月に一回お薬をもらいに行く小さなクリニック。

おじいちゃん先生と看護師さんがひとり、受付にふたり。
めったに混むことはない。

受付して中待合に呼ばれて待ってると
診察室での先生と相当高齢であろうご婦人の会話が聞こえてくる。

高齢のご婦人がエンドレスに家族のこと、地域の組のこと等を話している。

頃合いを見計らって先生が

それではいつものお薬を二週間分出しておきます。

まあ〜、お薬を出してくださるんですか。ありいがとうございます。

またご婦人の話が最初に戻って始まる。

これを何回か繰り返す。

話しの合間に

先生は患者の話をちゃんと聞いてくださるからありがたいです。
と、無意識か意識的にか先生を持ち上げる。

これを言われるからか?先生は絶対に話しの腰を折らない。
無理にやめさせない。

看護師さんが痺れを切らして

お薬がでましたよ。

まぁ、ありがとうございます。

また話が始めから始まる。

一向に腰を上げないご婦人。

とうとう受付のスタッフが出てきて

受付に薬がありますから会計して下さいね。

まぁ、ありがとうございます。

当然、未だ腰を上げない。

看護師さんが、

受付まで一緒に行きましょうね。
と言って手を取って引率。

結局先生は最後まで高齢のご婦人のエンドレスに続く話しを止めさせることはしなかった。
ま、積極的に話しに乗ることもなかったけど。

もっとも、混んでるクリニックだったらこうはいかないと思うけどね。

このクリニックでこの先生で良かったと思えたできごとだった。
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