最後の会話

あの東日本大震災が起きた2011年

3月11日。

地震の揺れが収まった後故郷の母に電話した。

お母さん、大丈夫~?
こっちは凄い揺れだったけどそっちはどうだった?

母は、

恐かったよぉ~
庭の灯篭がふたつ倒れてね
でも家は大丈夫だよ
桃子、いろいろ気を付けるんだよ

お母さんもねー

手短にお互いの様子を確認して電話を切った。

それが私と母の最期の会話だった。

その翌日母は倒れ
311の3日後母は帰らぬ人となった。

東日本大震災から10年となる今年。
テレビもラジオも連日311の特集番組をやっていた。

私にとって311の東日本大震災は母との最期の会話であり
その後高速道路を4時間ぶっ飛ばして病院へ向かった時の母を失うかもしれない恐怖であり
その後からずっと続く喪失感と孤独であり

ダーリンには言ってないけど今週はずっと苦しかった。

私だってもう世間じゃあソートーいい年だ。

でも私にとって母はずっと母で

頼りがいがあって、肝っ玉で、面倒見がよくて、世話好きで
ぐーたらな娘は人生ずっと母に頼り切って生きてきた。

10年経っても途方に暮れている。

今日はダーリンと途中車を止め14時46分に黙とうをして
15時開店の吞み処あるじへ。

マスターや美人女将ととりとめのない話をしているうちに
美味しいお料理食べているうちに
すっかり気持ちが楽になっていつのまにか苦しくなくなった。

コロナ対策きっちりやってるから安心して食べられるしね。

3時から飲んでるからダーリンは6時には眠くなり
帰宅して7時台には寝てしまった。

私は頂きものの可愛いおせんべい食べて

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しょっぱいもの食べると甘いものが食べたくなり

頂いた

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栗羊羹を食べ、

またしょっぱいものが食べたくなり

また可愛いおせんべいを食べ

無限のループにハマりそうになり
二個目の甘いものはやめといた。

明日、散歩の前に食べよっと♪