近頃急性の病気が多くない?

来月の18日に一泊で仲良し幼馴染三人で初めて温泉旅行に行く計画を立てていた。

他のふたりは仕事を持っててなにかと忙しいだろうと私が行先を手配することにした。
全員違うところに住んでいるので集合は東京駅。

う~ん、どこにしようかー
踊り子号に乗って伊東もいいなぁ
赤沢温泉で三人揃ってエステもいいなー
もう一ヶ月前だから予約しなきゃ^^;

ところが昨夜神奈川に住む幼馴染から連絡がきた。
突然ご主人が重病になって危ないと。

一週間前ご主人は体がだるくて近所のクリニックに行き風邪薬を処方された。
だけどご主人はなんか違うと感じ毎年健康診断を受けている病院へ受診。

診察した医師が、
北里大学病院へ紹介状を書きましたからすぐ行ってください。

北里大学病院へ行ったら、
速攻入院、それもICUに。

医師に身内の方に連絡してくださいと言われ
彼女とご主人と子どもたちは病状を説明された。

急性の悪性腫瘍で手術で取れない場所にあること。
治せないということ。
もはや厳しい状況であること。

それを聞いたご主人はまだかろうじて喋れるので

保険の書類のある場所
作成してある確定申告の書類の場所
葬式は家族葬でやって欲しいこと
などなど細かい指示を出し

子どもたちには、
お前たちは仕事を持って自立しているので何も心配はしていない。

奥さんである彼女には、
俺がいなくなっても楽しんで明るく生きてくれ。

電話口で彼女は
ここ一週間が激動過ぎて現実感がまったくなくて
なんかハイテンションになってる。
ICUでも今の状況をネタにしたブラックジョークを主人も自分も言いながら笑って喋ってる。
周りの看護師さんたちも聞いて笑ってる。
でも確実に終わりは近づいていて。

ごめんね~
温泉行けなくて。
でも全部終わったら絶対行こうね!

いやいや、それどころじゃないよ。
温泉なんかいつでも行けるから。
今はせいいっぱい看病して。

今回のことで私思った。
一週間先はどうなってるかわからない。
だからやりたいことはさっさとやる。

そうだね。。。

彼女は話を聞いて落ち込んでる私に

ちょっとぉ~
声が沈んでるよ!
そっちが落ち込んでどうすんの。
何がどうして主人が急性の病気で重篤になっちゃたのわけわかんない。
だけど、これが私の運命だと思う。
仕方ないと受け入れるよ。
ごめんね~
私は大丈夫だから!

結局私が励まされて電話を終えた。

昔から彼女はニコニコマークを顔に貼り付けたようにいつでもコロコロ笑ってた。
それは何十年経っても変わらない。
チャーミングな顔って彼女のような顔を言うんだと思う。

彼女のご主人は毎年健康診断も欠かさず、週末にはテニスして
病気らしい病気もしたことがなくすこぶる健康で
一週間前まで毎日元気に仕事をしていたという。

たった一週間で手の施しようがない急性の悪性腫瘍だなんて

なんか、世間では今急性の病気になってる人が多くない?
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